■悪魔
グノーやボーイトの作品でゲーテの原作に盛り込まれた本質がオペラ化されていると考えるのは早計。
多くの場合、グレートヒェンとのロマンスが単純化され、それが物語の本筋となっています。
それとともに、メフィストフェレスも戯画化され、性格も一面的となっているようだ。
ボーイトの作品はグノーの《ファウスト》ほどではないものの、《ファウスト》のオペラ化として広く知られた作品。
ただし全曲が上演されることはきわめて稀で、メフィストーフェレのアリアを含むいくつかの歌だけが単独で取り上げられることが多いです。