日本の九州(大分県と宮崎県)にも野生種が知られています。
早春に咲く花は、香りもあり、美しいので古くから栽培されていました。
万葉集などに梅がでてきますが、これらの梅は、中国から伝来したもだそうです。
ウメは観賞用の花梅と採果用の実梅とに分けられます。
果実はシソの実とともに梅干しにしたり、梅酒にしたりします。
また、種子や葉は薬用として杏仁水の原料となります。
多くの品種がありますが、野梅系、紅梅系、豊後系に大きく分けられます。
ウメという言葉は熟実(うむみ)からきたとか、中国渡来の薬用の梅を烏梅(ウーメイ)といったことからとか漢名の梅(メイ、ムイ)からきたとか諸説があるそうです。
カラモモ(唐桃)ともいいます。
中国北部原産です。
初め、果実から「杏仁」をとり、吐気止めなどの薬用としていたものが果物としても利用されるようになったといわれています。
果実はウメに似ていますが、特有の香りがあり、味は甘ずっぱいです。
生食のほか、干しアンズ、ジャム、シロップなどに加工すことが多いです。
世界の主な産地はアメリカ、中国、北アフリカなどです。
日本では長野県北部で栽培されています。
ヨーロッパへはアレキサンダー大王遠征のとき、ギリシアに伝えられたのが最初といわれているそうです。
これがローマを経て地中海域へ渡り、ヨーロッパ種が生まれ、さらにイギリスを経てアメリカに伝わり、カリフォルニアが大産地となったそうですよ。
ヨーロッパでは、アルコール漬けにしたブドウをケーキの材料としても使っています。
ブドウを生で冷たい場所に保存しておくとクリスマス用のごちそうとしてだせます。
イタリアでは元日にブドウを食べると縁起がいいと考えられているそうです。
そのため以前はいろいろな貯蔵法が考えられていました。
房をガラスの広口びんに入れて、びんを水に浸しておくなどもその例です。
冷蔵庫内の温度を1~2度にし、かびの発生を防ぎます。
アルコール漬けにするには、ブドウの短果枝をつけたままの房をよく洗って、ざるやナイロンメヅシュに広げて干します。
完全に乾かさないと腐り始めるので注意を要します。
この干しブドウを使っての保存法が二つあります。
まず、この干しブドウを密封容器に入れ、60度のアルコールがかぶるくらいまで注ぎ、びんを密封します。
20日ほどしたら、アルコール1リットルにつき120gの砂糖と、オリーブ5個、シナモン少々、バニラ1本を入れ、砂糖がとけるまでよくかきまわします。
再び密封して2か月間このままおいておきます。
もう一つの方法はもっと簡単です。
干しブドウを密封容器に入れます。
アルコール、砂糖、オリーブ、シナモン、バニラをボールに入れて混ぜ合わせ、これを干しブドウの容器に注ぎ、密封して2か月おきます。
この方法のほうが砂糖がとけやすく簡単です。